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~ 話、そんなにそらしたいならキスしてよ。 ~
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■第2話 勇者
 
二十代半ばくらいの風貌の男が歩いている。
そこに少年二人がものすごい勢いで飛びついてくる。
『おーい!ゆう兄ぃ! ちょうどいいとこに来た! 早く早く!もう試合はじまっちゃうんだ!』
『おお~!ひさしぶりだなー大きくなったなーって、挨拶もなしかよw 何の話?』
『今、大事なサッカーの試合があるんだ、負けられないんだ!』
『いいから早く早く!』
『ええ?ちょっと今の今帰ってきたばっかりなんだけど?』
『早くしないと不戦敗になっちゃう!急いで!』
『はいはい、しょうがないな~』
ジーンズにTシャツ姿。首には青い石をネックレス代わりにぶら下げている。
柔らかい表情。一見して優しそうな印象を受けるその雰囲気。
事実子供たちも久しぶりに帰ってきた彼を嬉しそうに取り囲んでいる。
『おやおや、ユウちゃんじゃないかい。おかえりなさい。いつ来たんだい?』
『おひさしぶりです、おばさん。てゆーか僕はユウちゃんじゃなく勇者なんですけど』
『あらあら変わらないわねぇ。名前がユウならユウちゃんじゃないかい。
  勇者の調子はどうだい?もうかってないなら、いつでもウチで働いていいんだよ。
  こきつかってあげるから。』
ニコニコしながら後ろの宿屋を指差す。
『ありがとうございます。でもまぁ、僕は宿屋の従業員より実は勇者向きなんですよね。』
『あはは、まぁ無理せずがんばりなー。』
『はい、ありがとうございます!』
『いいからゆう兄ぃ、早く行こうぜ!』
『おっとと、わかったからひっぱるなって』
引きずられるようにサッカー場の方へ連れていかれていった。
 
 
黒装束の長身の男がいた。
隣に黒マントに黒帽子の女。
男の方は先ほどの『勇者』と同じ年代だろうか。
女の方はもう少し若くも見える。
『おいおい、故郷へ帰ってくるなりもうガキに拉致されてやがるぜ、あいつ。』
『うーん、カレ、外面は神だもんね。それとも故郷だし素の自分を慕われてるのかな?』
『まーどっちでもいいか。どうする?俺らヨソ者だし、あいついねーと右も左もわかんねー』
『え~、でも久しぶりに・・・二人きりじゃない?』
『予期せぬチャンス到来って感じだな。まずはちょっとぶらぶらしてみっか。』
『え!・・・ひょっとして、それってデートってやつ!?』
『そう、まさにデートそのものだな。』
黒装束と黒マントの組み合わせ。
一見して恐怖を感じる人もいるであろう黒ずくめの格好に反して、
一見してわかる恋人同士のオーラ。
勇者の居ぬ今がチャンスとばかりに腕を組んで店をめぐる。
『えへへー』
『なんだよ、かわいくなっちゃって。』
『いやー、君の腕にこんな風に絡みつくのって実は初めてじゃない?
  すごく幸せなもんだなーって。』
『・・・当たり前だ。俺なんて、人生で今が一番だぜ。幸せ度が。』
『じゃあ、今が一番ってことは後は下がるだけってこと?』
『何言ってる。オリンピックでも世界記録なんてしょっちゅう塗り替えられるだろ?
  幸せのMAXなんて、日々更新し続けるもんなんだよ。』
女は顔を上げ、男の目を見つめる。
『・・・。ああー、君のそーゆー考え方好きだな~。また惚れ直しちゃうよ。
  私たちって、基本ユウの冷酷な考え方にすべてをささげる覚悟を決めてるじゃん?
  でもそれとは別にさ。ユウの考え方はすべて信頼しているけどそれとは別に、
  私は君の考え方が大好きだよ。君のことが大好き。』
『・・・』
『あ!照れたね?やっと照れた!ついに!』
『・・・ん、まぁ、そうだな。』
『もー、でかい体してかわいーとこもあんだから^^』
 
 
『やっぱ俺らってつえーよなぁ!』
『いや、あいつらがよえーんだって!!』
『でもユウが監督やってくれたらじゃね?指示的確だし。』
『ユウが直接試合にでりゃーよかったのに』
サッカーボールを持った少年たちがグラウンドから帰ってくる。
話題は今日の試合の勝利についてで持ちきりだ。
『いや、俺が試合出たら意味ないでしょ。みんなの方があいつらより強いって証明しなきゃ、
  また舐められちゃうぜ』
『ああ、そっかぁ』
『それに、俺は監督向き出しな。』
『勇者って監督なの?勇気出して戦うから勇者じゃないの?』
『・・・まぁその辺はも少し大人になってからだな。みんなはまず己を限界まで高めるんだ!』
十数人の少年たちがかわるがわるユウに話しかける。
ユウはめんどうがらず丁寧に意見を聞き、的確な答えを返す。
そんなユウをみんな心から信頼し、好いていた。
 
『ユウ兄ちゃん!』
セミロングの元気女の子が現れる。眩しい笑顔だ。
『もう、帰ってきてすぐサッカー?一度くらいは顔見せてからにしなよー!』
『ただいま、ごめんね。なんか拉致られちゃって』
『まったく、この子たちったら。今度は私の番だから!』
そういって腕をとり、集団から強引に引き離す。
『あ~、ユウとられちゃう!』
『くそー!まだこの後トランプとかもすんのによー。でもセリス怒らすとこえーから
  とりあえず帰っとくか。』
『そーそー。後でユウを回収に行くぞ!』
そんなことを言いながら、三々五々帰って行った。
 
 
湖のほとりを二人で歩く。
『久しぶりだよね、ここに来るの』
久しぶりのためか、セリスはどこかぎこちない。
『ああ、懐かしいね。俺はこの村自体ホント久しぶりだからな。』
『もー、ユウ兄ちゃん全然帰ってこないんだもん。』
『ふーん、そんなにさびしかった?』
『そ、そんなわけじゃないけど。』
『そか。』
ぐいっと肩を引き寄せる。
『あ・・・』
頬が露骨に赤く染まる。
『どうしたの?』
『え・・あ・・別に』
『そう?ならいいんだ。』
そのまま静かに沈黙を味わいながら、ほとりを歩いて行く。
自然の中を歩くのは日常ではあるが、やはり自分の故郷というのはまた違った印象がある。
何かが落ち着く。
自分の居場所。大好きな街の人たち。俺のことを好きな女。
これが幸せじゃなくてなんだ。
でも、だからこそ、このままここにはいられない。
これ以上いたら、この俺でさえ心が折れてしまいかねない。
こんな幸せの中にいたら。俺の棘がすべて折られてしまいそうだ。
『俺は・・・また直ぐに村を出るよ。』
『そ・・・っか。やっぱりそうだよね。うん、それはわかってた。』
『そか』
『わかってたけど。わかってたし、止める気はないけど。』
『けど?』
『え?』
『けど・・・何かな?最後まで言われないとわからないな。』
『な、なんでもないよ?別に』
『なんでもなかったら、「けど」で言葉を区切らない、よ。
  いいのかな。俺はまた直ぐにいなくなっちゃうけど、セリスは何も伝えなくていいのかな。
  たとえ何を言っても俺は考え方を変えないけれど、それをわかっていても、 
  何も伝えないことがいいことなのかな』
『・・・んんん・・・』
セリスはもじもじと体をよじりながら顔を赤らめている。
『けど…何?』
『・・・けど、それでもユウがいないとやっぱり淋しいよ。』
そっぽを向きながら答えた。
『ようやく素直になれたね。偉いよ!』
『・・・!やっぱりずっとわかっててからかってたんでしょ!!なんでいつもそうなの!?』
『聞こえが悪い言い方だなぁ。成長を促していたんだよ。』
セリスと話しているのはやはり楽しい。
明るく、元気で、・・・そして強い。
ただ楽観的なわけじゃなく、根に強さを持っている。
強さからくるその笑顔を、俺は誰よりも評価している。
『たぶん、明日とかにはもうパっていなくなっちゃうんでしょ?どうせ』
『よくわかってるね。だからその前に・・・ここでキスして欲しいって?』
驚いた表情で反射的にぱっと振り返る。
赤い顔が可愛らしい。
『え!?言ってない!そんなこと言ってない!』
『でも、思ってる。』
『え、そんなこと・・・ん!』
キスされた。
(え!?)
動揺したすきに瞬時に舌が入ってくる。
『んあぅ』
まさかこんな形でこんな突然こんなことになるなんて。
ずっと望んでいた初めての相手。
その相手に実際に奪われる、この不思議な感覚。
『ん、んあぁっ、ちょ・・・まっ・・・ぷぁっはっ』
ようやく離れる。
顔をあげると相手がこちらを強く見つめる。
『勇者に必要なものは、何だと思う?』
『・・・こ、こんなことしといて何の話よ!?』
頭の中がまったく整理がつかない。
え?今キスされたんだよね?
何?必要なもの?何の話?
そんなセリスにはお構いなしに、彼は続ける。
『それは、勇気と・・・マネジメント能力だよ。』
たまに彼が見せる真剣な表情で続ける。
『勇者たるもの、勇気はあるのが当たり前。理屈でわかっていても、
  その通りに「とっさに」動くためには勇気が必要だ。これがなければ勇者とはいえない。
  それはただの最低条件だ。同時に奥義でもある。
  もうひとつはマネジメント力、リーダー力だ。
トップは人を管理する力が必要だ。
  とどのつまり、勇者とは世界を守るものだ。世界とは最大の組織であり、
  パーティとは最小の組織だ。
  そして勇者一行ってのは規模こそ最小なれど一騎当千の兵を抱えた最強のパーティだ。
  パーティを管理できずして、どうして世界を管理できるのか。
  この数人のパーティの状態をより深く把握し、問題点を洗い出し、対策を立て、
  行動を起こし、反省し、そしてまた対策を立てる。
  そのためにはまずは人を見ることが非常に大事だ。
  戦士のHPや魔法使いのMPの残などは言うにおよばず。今どんな悩みを抱えているか。
  俺に対しどんな思いを我慢しているのか。本当は今何をしたいと考えているのか。
  それを言えるような環境を作り、また、察してやる。
  それもまた、いやそれこそが勇者の仕事だ。』
昔からこういう話をするユウは、本当に真剣な顔で話していた。
セリスはそれを思い出しながら、言葉をかみしめて聞いていた。
『だから・・・お前の気持ちも読んだんだよ。俺に・・・唇を奪われたかったんだろ?』
ユウが真剣な顔で、どこにも冗談なんて含まない真剣な表情で、冗談みたいなことを言う。
昔から、ただ、魔法のように、ユウに見つめられたら何もごまかせなくなることがある。
『・・・うん。』
『うん、いい子だ。』
『あはは、なんか素直に言っちゃったw』
『それで?』
『え?』
セリスはどきっとする。
この見透かされたような言葉にセリスは逆らえなくなる。
『そ・れ・で。セリスはどうしたいの?』
ああ、この人には何も隠せない。いや隠したくない。
それは一体どんな呪いなのか。
ユウと話していると洗脳されるように何かを説得させられてしまう。
『え、えっとぉ』
『ん?何?俺にわかるように丁寧に正確にはっきりと言葉に変えて表現して。
  君の口から、君の言葉で、君の想いを、俺にわかるように、伝えて。』
それは何かの呪文なのか。
誘い出されるように、セリスから言葉が漏れる。
『あの・・・して欲しいです。初めての相手は・・・あの・・・ユウで。』
セリスの顔は、もう真っ赤になるどころの騒ぎではない。
比喩ではなくホントに火を吹いているのではないかと思わせる炎上っぷりだった。
『うん。よく言えたね。傷つくことを恐れず自分の欲求を言葉にする。
  それってすごく重要なことだよ。今の気持ちは忘れちゃだめだよ。』
『う、うん』
『そして一つだけ約束してくれ。俺はお前のそばにいられない。だから、俺が立ち去ったら
  いつか他の男を見つけ恋をすること。』
『・・・ホント、鬼みたいなこという男だよね。』
おもわず涙ぐむ。
本当に鬼だと思う。彼が優しさで発した言葉だとわかってしまう。
すべての言動が完全に私のことを考えての行為だとわかってしまう。
その上でこの鬼は決してつなぎとめられない、そのこともわかってしまう。
それゆえに目に溜まった涙だった。
『それでお前が成長できるのなら、鬼でもなんでもかまわないさ。
  この村に、お前の存在は必要だ。いつかお前がこの地域のキーになるはずなんだ。』
『・・・』
『だから・・・約束だぜ』
『うん』
うん、と言うが早いか再び唇が奪われる。
『んあっ・・・・んんんん!?』
同時に服の下から手が入りこむ。
小ぶりな乳房を男の思いのままに揉みしだかれる。
『そんないきな・・・ん』
言葉をさえぎるようにがばっとシャツをまくしあげ、乳首にかぶりつく。
『んああ・・・んっんんっ!!』
いったいどうやって自分はシャツを脱がされたのか。
いったいブラはいつはずされたのか。そんな時間も無かったし外された感触も皆無だった。
考える間もなく乳首を舐められる。初めての圧倒的快楽。
しかし、丁寧に乳首を舐めながらも、
既にユウの指先はショートパンツのチャックをおろし終えていた。
『あ、あんた勇者じゃなく絶対スリ師かなんかじゃ・・・やっ!・・んぁっ!』
気がつくと大事なところは露呈してしまっている。
半端に体にまとわりついたままのシャツとショートパンツが逆に扇情的すぎる。
ベンチに手をつかされ、後ろから両胸を鷲掴みにされる体制になる。
『さ。お願いしないの?』
『・・え?』
『何が・・・望みなんだっけ?』
『・・・え・・・そんな』
『自分の望みを言葉にできることが重要。そう言わなかったかな。』
『10秒待つ。それ以上は待てない。
  10秒たったら、君は望みが無いと判断し、このまま君を置いて帰ってガキ共とトランプでもするさ』
『そんな・・・ひどい』
あの気丈なセリスが再び涙ぐむ。
『8、7、6・・・』
涙が頬を伝っている。
男に尻を突き出し胸を掴まれた状態で振り返りながら見せる一筋の涙。
男を欲情させないわけがない。
『5・・・4・・・』
でもわかってしまう。
この男は宣言したら必ず遵守する。
自分の発言は守ってしまう。
もし、たとえ、彼がどんなに私を冒したいと思っていたとしても、
私が答えなかったら平気で帰ってしまう。
それは変えられない真実。
明日、彼がいなくなってしまうことと同じくらい、・・・変えられない真実。
ユウ自身でさえ、ユウの言葉は変えられない。
・・・明日・・・いなくなっちゃうのに、このままで・・・
 
『・・・3・・・』
『ま!まって!・・・言うから』
止まらない、カウントダウン。
『・・・ん?・・・2・・・・1・・・』
もう、言わなきゃ止められない!!
『し、してください!!』
『ん?どういうこと?』
『あ・・あの。後ろからユウのを、えっと・・・私の中に・・・い、入れてください!』
『ん。まぁ70点としておこうか。おかげで俺のもMAXパワーになったよ。』
ずん。
『ああああっ!』
・・・・。
 
静かな夜の湖畔。
半裸の男女がベンチに肩を寄せ合って座っている。
『えへへ、しちゃったんだね。』
『ああ、最高に可愛かったぞ。セリス』
『・・・』
露骨に真っ赤になる。
『おいおい。そんな台詞なんかより恥ずかしいこといっぱいしたのに
  そんなことで赤くなるなんてな。』
『意地悪。』
体をくっつけてくる。こてん、と肩に頭を乗せる。
『・・・でも不思議。あんなに大きかったのに、やっぱり終わったら小さくなるんだね。』
『ああ、これが男性ってもんだ』
『へ~、一回しちゃったらしばらくはおっきくならないもんなんでしょ?』
『まぁふつうはな。でも勇者は別だよ』
『え!?勇者ってそんなことも勇者なの!?』
『そうだ。セリスとはもう当分会えない。つまり一生分お前と交わらなければならない。
  ・・・今日は、文字通り寝かせないよ。』
セリスの背中に悪寒が走る。
自分は大丈夫なのだろうか。
今日は勢いでユウにそそのかされてこんなことまでしてしまったけれど、
ここから先の時間をココにいて大丈夫なのだろうか。
何かはわからない、わからないが、何か取り返しのつかないことに・・・
『ん!』
おもむろにキスされる。・・・この男のキスは常に強引だ。
それなのにそのたびに愛液があふれる自分が信じられない。
濃密なキス。堕ちていくように甘い幸せ。
セリスはふと下に視線をやった。
なんとも理解しがたい不思議な物体を注意深く見つめる。
さっきからずっと興味をもって仕方なかったアレに実際に触れてみた。
『あ、柔らかい。』
やっぱり一回したあとはこうなんだー。と普通に思った。
『ココからが「勇者ならでは」なんだよ。』
 
アストロン。
それは味方全員を鉄の塊に変える勇者専用の呪文である。
この呪文自体はそこまで難しくはない。
しかし古来よりその存在理由を疑われてきた。
確かに、呪文がかかっている間、攻撃は無効となる。
しかしながら、こちらも攻撃できないのでは何ら意味はない。
ただ時間を稼ぎやり過ごすことに何らかのメリットがあるという特殊な局面でもない限り
使用価値が無いのだ。
わざわざその呪文を開発した古代の勇者。
その目的については未だ学者の間でも定番のテーマとして研究されている。
 
『ふはは、なぁに、答えは簡単だ。みな歴代の勇者は使用方法を知ってはいても、
  あえて言わなかっただけさ。はっはは、そりゃあ言わないよな普通は。
  ・・・アストロン。』
アストロンを局部だけに集約させる技術。
これは表の文献には存在しない。
勇者となった者だけに継承されるアストロンの真の顔である。
『す、すごい。さっきよりももっと固く・・・』
『さて、朝まで付き合ってもらうぞ、セリス』
『ああっ、ねぇちょっと待って、いくらなんでも、ね?こんな固いの・・んぁっ。あああ!!』
『ホント、お前かわいい声出すよな。その涙ぐんだ顔もたまらねーよ』
『ん!い・・いつもそんな、い、いじわるばっか・・・あああ!だめ気持ちいぃ!』
湖畔の夜は更けていった。
 
 
 
闇に完全に溶け込む黒装束と黒マント。
『いやホント、あいつまだヤってやがるよ』
『え、マジ?もう5時間くらいたってんじゃん!休みなし!?』
『勇者ってやっぱなんか秘密でもあんのか?俺なんてこんな鍛え抜かれたBodyなのに
  3連発がやっとだよ・・・くそっ、うらやましい。』
『い、いや・・・あたしゃもう充分だよ。。。3発で充分腰ぬけそう。』
『あはは、久しぶりだったしなぁ。すっげーかわいかったぜ。』
『ん~うれし♪
  ・・・ところでどう?お相手はどんな子だった?』
『いやーかっわいー子だったなぁ。なんかセミロングの元気な感じの子。
  イメージはソフトツンデレって感じ。年は17、8ってとこか?』
『やっぱり年下!ユウは絶対ロリコン気味だと思ってたんだよね~。
  あたしに言い寄らないってあたりで既にロリコンだってずっと思ってたのさ~』
『え、いや、どっちかってーとお前も軽く少女的だと思うのだが・・・』
『何よそれ。わたしけっこ大人っぽいと思ってたのに。』
『どこがだよw  お? おお?あいつらなんて体位でやってんだよw』
『てゆか君やっぱり忍者だよね。黒装束で、こんな暗闇で音もなく動いて覗きとかさw』
『違う!断じて違う!何度も言うようだが俺は武闘家だ。うちの流派はこうゆう装束を着るんだ』
『忍者だよね~それ。君賢くないから忍者なのに自分だけ武闘家だとずっと勘違いしてただけ
  とかって落ちはないのかな?』
『な!失礼すぎるだろ!・・・ってあれ?もしかして子供っぽいって思われてたの怒ってる?』
『ん。多少。』
『えーと、その、ごめんなさい。』
『ん。』
ギュッとだきしめる黒装束。
『んん?』
身長の割によく育った胸に、マントの下から手を入れる。
『え、いやちょっとあの・・・3回もしちゃったのに・・・?』
『たまには・・・いいだろ・・・?』
『ん、・・・んぁ・・・君ちょっと強引すぎ・・ん』
『可愛いぜ。』
『むぅ・・・そんなことで許してあげな・・んっ・・・』

湖畔の夜は更けていった。
 
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